以前は見受けられなかったのですが、最近になって、各自治体が集団討論・グループ討論なるものを試験の内容に採用してきました。
この試験に
不安を感じる人は多いはずです。各自治体ごとに内容は違いますし、場慣れが必要なものですからね。
でも、そもそも、
集団討論で試験管は何を試そうとしているのでしょうか。
私は、
受験者の積極性及び人物像だと考えています。
集団討論における積極性
面接官と向き合って行う
普通の面接では、面接官が色々質問をしてきて、受験者はそれに対し答えるという、いわば、
受け身のかたちですよね。
これに対して、
集団討論は、
受験者が主体で行うものです。受験者が主体になることで、受け身の面接では見えなかった部分、
積極性が見えてきます。
試験官が司会進行を行うわけではなく、自主的に受験生が発言します。積極的に発言する人、余り発言できない人とが必然的に浮かびあがり、積極性の有無が分かるわけです。
集団討論の場で積極性がある人は、総じて、次のような評価を受けると私は考えています。
・進んで主体的に職務に取り組んでくれる。
・やる気があって職場の雰囲気を明るくしてくれる。 |
積極性を示すには?
積極性を示すには、どのようにすれば良いのでしょうか。
司会進行を買ってでれるような、キレのある人、要領の良さげな人は読み飛ばしてもらって結構です。
あーやべぇなぁ、俺、口ベタだしなぁ。これまでも中途半端に生きてきたし、ロクなこと言えねぇだろうなぁ。どーすりゃいいのかなぁ。みたいな人、
朗報です。(笑)
まず、私が公務員試験受験したときも集団討論ありましたが、
そのとき、40分の討論時間で
一言も発言しなかった人が
合格してました。(本当の話です。)
とはいっても、やはり、積極性を見せるのは大事なことです。
いかに積極性を見せていくかのヒントを次に示します。
ヒント1
発言をする人の顔を見て、会議に参加していることをアピールする。
ヒント2
自分の意見が思いつかない場合の対処法
その1
他の発言者の意見に賛同しつつ、自分の意見を添えてみる。
発言例・「Aさんが先ほど言われた老人が使えるパソコンというのは、老人福祉施設との連絡だけでなく、
一人暮らしの老人のコミュニュケーションツールにもなるので(←ここは自分で考える。)、非常に役に立つと思います。」
その2
他の発言者の意見の、不明な部分について質問してみる。
ただし、「〜についてはどうですか。」のような
相手が答えづらい自分勝手な聞き方はしないこと。
なるべく具体的に、答え安いように聞くこと。
発言例・「Aさんが先ほど言われた老人が使えるパソコンというのは、例えば、文字が大きく表示されたり、音が出たりするようなものを考えればよいですか。」
ヒント3
出題テーマが難しいとき、また、2、3人の口達者な人の土壇場が始まったとき、あせらないようにしてください。
集団討論は、より高尚な、より精度の高い意見が言える人を選別するためのものとは、私は考えていません。
公務員としてこれから何十年と勤続していく上で、そんな意見がいえるような頭の切れや回転のよさなんて必要ないんですから。
礼節を守る、周囲のことを考えて行動する、市民のことを第一に考える、そういう、基本的な姿勢があれば、公務員としては大成すると、私は考えています。
しっかりと、発言者の発言を聞き、討論の流れを追っていってください。
先のヒント1や2のようなものでもいいので、
気持ちだけでも討論に
参加してください。
その姿勢は、試験官には伝わります。
ヒント4
ただ単に、積極性を見せればよいというわけではありません。
他の発言者の意見を完全否定し、自分の意見を正当化するようなことはご法度です。
集団討論は、立派な結論を出す場ではないし、あなたの能力をアピールする場でもありません。
建設的な議論をする場である、という空気を読んだ上で、積極性を見せてください。
ヒント5
一言も発言しないまま、討論が終わってしまったとき。


(笑)
そんなときでも、部屋から出るときは、会釈して「失礼します」を実践すること。もちろん、部屋に入るときも会釈して「失礼します。」を実践すること。
実はですね、私が集団討論の試験を受けたとき、この会釈すらしない人がほとんどだったんですよ。
ヒント6
先に述べたように、積極性示すことで、試験官は次のような印象を持ってくれるはずです。
・採用後の職務においても、進んで主体的に仕事に取り組んでくれる。
・やる気があって職場の雰囲気を明るくしてくれる。
司会進行を成し遂げ、ぶっちぎる、ということは、民間企業の面接のような、高倍率のものであれば、必要でしょう。
しかし、公務員試験の集団討論は、筆記が終わった後の、さほど高倍率とはいえない試験です。
しっかりと空気を読んだ積極性を見せることで、十分対応できると思います。
集団討論における人物像
普通の面接では、面接官はこれから務めるとしたら、先輩に当たる方ですし、人生経験も受験生よりもずっと豊富で、立場が上の人です。
このような面接官と話をするときは、やはり、それ相応に丁寧になりますし、おかしいことを言ってると思っても、「あぁ、そうですねぇえ」とあいづちを打ち、ゴマをすりすりするでしょう。
でも、これではその人のキャラクター、人物像というのが十分に見えてこないところがあります。
対等の立場にある受験生との間で、どのようなキャラクター、人物像を出すのか、そこも集団討論で見られるべき点であると、私は考えています。